クラブ初心者の分際で、有名DJのイベントに行ってきた - Kevin Yost Live in Jakarta
2013年5月1日、メーデーの夜。
クラブ好きで自身もたまにDJをやる友人に誘われ、「Lucy in the sky」という店を訪れた。この店は一階がレストラン、二階がバーとなっており、二階のバーは敷地の半分ほどが屋外になっており、開放感のあるつくりになっている。一階のレストランには何回か来たことはあるが、二階に来たのは初めてで、DJのブースがあることを初めて知った。
当日はあいにくの雨模様のため、客はまばら。それでもそんなに広くないスペースに5、60人は集まっていた。お洒落な格好をしている人が多い。ファッション業界の人や、その友達が多かったんじゃないかな。4、5人としか話してないからわかんないけど。
適当にお酒をのんでいると、前座のDJがブースを離れ、短髪の白人がブースに入って用意をしはじめる。少しざわついた周りの反応から、彼がKevin Yostだとわかった。
クラブミュージックが好きな人にとっては有名らしいが、知らない方のために簡単な紹介。
90年代の半ばから制作活動を本格化させ、全世界で5万枚を売ったというヒット・アルバム"One Starry Night"を始めとして数多くの名作を世に送り出してきたアメリカ・ペンシルバニア在住のプロデューサー Kevin Yost。ニュージャージーのレーベル i! Records を主な拠点に、クールでジャジーな雰囲気につつまれた作品を次々と発表してきた彼は、DJとしても「ミックスする曲は全て自身の作品である」というポリシーを貫くなど、「サウンド・クリエイターとしてのDJ」という側面を誰よりも体現してきた存在。
引用元:Higher Frequency「Kevin Yost in TOKYO 23th APR 2005」
http://www.higher-frequency.com/j_interview/kevin_yost/index.htm
めっちゃ近い
ハコの小ささと雨のため来場者も少ないく、ブースがめっちゃ近い。こんな感じ。一番手前の青いシャツの後ろ姿がぼく。一番左がKevin。↓
ジャカルタの後はバリ、その後は東京とツアー周りをした。東京では晴美埠頭の大バコで入場料1万円くらいのイベントに出たらしい。下の写真は東京のイベントの様子。
それに引き換え、ぼくが参加したジャカルタのイベントは、小さい箱どころかバー開催。めっちゃ近い。入場も無料。これは価値が分かる人にとってはけっこうすごいことなんだろうな。初心者の分際ですいません。
ジャカルタのクラブシーンは「めちゃめちゃ有名なキャッチーな曲をとりあえず流しておく」的なハコが多く、こういう小さなイベントに来るような通っぽい人はまだまだ少ない模様。ただキャッチーなメロディーがながれるよりかは渋い雰囲気で、個人的にはいままでいったクラブイベントとの中で一番気持ちよかった。複雑なリズムが混ざったトラックに簡易キーボードみたいな装置を使ってメロディをのせていたと思う。途中からよっぱらってあんまり覚えてないけど。
クレージーなフランス人と遭遇
適当に飲んでいると、友人のうち一人がこの場で仲良くなった白人を連れてきた。彼の手には透明な液体の入った4つのグラスが。もちろん水である訳がなく、おそらくカクテルでもない。ぼくと友人二人、さらにそのわりと小柄な白人で乾杯して飲み干した。なんらかのハードリカーだったと思う。飲み干してすぐ白人がふらっとどこかに行き、数分後に戻ってくると、その手にはまた4つのグラス。そんな感じで彼は何度も酒を奢ってくれて、どんどん飲ませてくる。なんで男に飲ませてんだよ。お前、マジでクレージーだな、みたいなことをいいながらどんどん飲んだ。酔いが回ってあんまり覚えてないけど、インドネシアに住んで長いフランス人だと行っていた気がする。
その後適当に踊ったり休んだりしていると、疲れも相まって本格的にふらふらしてきた。客が帰り始め、ひともまばらになったころ、めっちゃきれいな女の子がふらふらしている僕を受け止めて、ソフトドリンクをくれた。連れもいなさそうだし仲良くなろうかと思ったけど、足がふらついて完全にグロッキー。あきらめて椅子に座りこんだ。そんなこんなしているうちに撤収の時間に。友人に車で送ってもらって帰宅。今までクラブとか行ったことがそんなになかったので、誘ってもらって感謝。今後もおもしろいイベントがあれば参加したい。
写真は「chalie-seen」というウェブサイトから。あらゆるパーティやイベントに出没し写真を取りまくって勝手にアップしてるチャーリーという人のサイト。インドネシアならではのゆるさが存分に発揮されてる、肖像権とかうるさい日本だったら絶対アウトなサイト。でも、きょうびFacebookに勝手にアップされたりすることを考えれば、自分が写ってるか探したり、どんなイベントがあるのかを見て回るのも楽しいと思う。