ジャカルタのふろしき。

新卒でインドネシアはジャカルタに流れ着いて2年。日々生活で感じたこと、海外から日本を見て 思ったことなどを綴るブログ。最近JKT48にハマったため、関連の話題多めでお送りしてます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

「若い頃の苦労」を強要するおっさんは無能なので無視してよし

こちらのエントリを読んで思った事。 「苦労」は過大評価されている このエントリを要約すると、以下の通りになる。『「若い時に自分が苦労したことなので、相手も同じ苦労をすればいい」という考えでは何ら進歩がなく、「自分が苦労したことで、後の世代を…

世界最悪の渋滞 - 大雨+新車販売台数増加=近年最大の大渋滞

インドネシアでは毎年10月後半から4月前半にかけて降水量が圧倒的に増える、雨期が来る。インドネシアでは5年に一度大洪水が起こると言われている。2002年、2007年と来たので、2012年の1月あたり危ないと言われていたが、今年はこなかった…

インドネシア最古のジャズフェスティバルいってきた

先日11月25日(日)、国内で最も歴史があるジャズ音楽祭「第35回ジャズ・ゴーズ・トゥ・キャンパス」に行って来た。 会場はインドネシア大学(日本で言う東大)の経済学部棟。敷地がめちゃめちゃ広いので、学部ひとつの広さでフェスができてしまう。郊…

世界一日本車が愛される国 - 東南アジアにおける日本製造業のゆくえ

事務所近くの歩道橋から、夜8時頃のジャカルタ。 バス専用道路にまで乗用車が入り込んで、ひどい渋滞。 アメリカのミステリー小説家、ジェフリー•ディーバーの小説「ボーン•コレクター」にこんな場面がある。若い刑事が主人公の探偵役に事件を説明する中で…

インドネシア国際モーターショーの盛況っぷり(キャンギャル写真多め) - 展示会というより即売会

モーターショーに行って来た 先日(といってもけっこう前)、インドネシア国際モーターショーが、9月20日から30日まで開催された。世界の名だたる35ブランドが出展し、展示面積も約7万平方メートルと過去最大規模だった。アウディ、BMW、シボレー、フ…

お祭りみたいな、ジャカルタ州知事選挙 - 手弁当でこそ得られる社会参加の実感

直接投票、ジャカルタ特別州知事選挙 今年の(2012年)7月11日に、州民が直接投票で選ぶ2回目の州知事選挙の投票が行われた。過半数を獲得した候補者がいなかったため、上位2人での決選投票が2ヶ月後の9月20日に行われた。 富裕層の支持を基盤…

エースを失った話

10月24日の深夜23時50分ころ、事務所に残って雑務をこなす合間にはてぶホッテントリを閲覧していた。手元には辛ラーメン。薄給の食生活において、大活躍しているカップラーメンだ。おもしろそうな記事を片っ端から別タブで開き、ロードしている間にカ…

初めて万年筆を買って - 手書きの良い点再確認

万年筆を買った。記録を継続的につけることが困難で、長らく対策を考えては挫折していた。文筆家になったような雰囲気に浸りながら書き進めれば、少しくらいは筆が進むのではないか。そんな気持ちで買ったのだが、雰囲気よりもむしろ実用的な意味でとても役…

学歴って何だ? - 日本は断じて学歴主義ではない

日本は学歴主義だという話をよく聞くが、果たしてそうだろうか。僕は「日本は全く学歴主義ではない」と考えている。田村耕太郎氏が日経ビジネスオンラインの連載にて「日本の学歴主義はぬるい、東大なんか学歴とは言えない」という趣旨の主張をしていたが、…

早起きムスリムと、経済成長 - 古くからある教えの合理的な部分と、「先進国化」のバランス

インドネシアに住んで2年目。 断食毎年7月から8月にかけて行われるプアサ(断食)も2度目の経験となった。プアサ明けのレバラン休暇は、日本で言えば盆と正月が一遍にきたようなありがたい大型休暇だ。ジャカルタは地方出身の人 が多いため、この時期に…

大手チェーン店をなるべく使いたくない理由 - ジャカルタ路地裏の雑貨屋で思ったこと

会社から自宅への帰り道にあるキオス(雑貨屋)で、毎日のようにコーラかポカリスエットを買う。飲み物だけだと少し寂しいので、安く買えるように小分けにされたオレオ(三枚入っていて1000ルピア約9円)なども合わせて買う。少し早い時間だと、まだお…

ソースを聞かれた際に「ネットで見た」と答えることの意味

1799年当時、フランスはイギリスに比べて圧倒的にアカデミックで文化的な国だったのではないか。 大英博物館にロゼッタストーンが展示されているが、史実ではナポレオンがエジプトで見つけたものとされている。ではなぜイギリスの大英博物館に飾ってある…

『最近の若者はだらしない』という説教に見るグローバル観の欠如 

自動水洗式ではない手桶で水を流すスタイルのトイレ、お湯のでないシャワーが共用のアパートの一室。釘が抜けて物を置く板が斜めになっている机と、ベッドがあるのみの簡素な部屋。これがぼくのジャカルタ生活のスタート地点だった。おまけに水が汚いのか目…

小さな組織で働くことのおもしろさ

今年の3月に大学を卒業し、4月から「じゃかるた新聞」という在インドネシア邦人向け新聞社で勤務している。じゃかるた新聞は今年で13周年とそれなりに長い期間 (日本人が急に投資先•進出先として注目する前から)活動しているけれど、 人の入れ替わりが…