ジャカルタのふろしき。

新卒でインドネシアはジャカルタに流れ着いて2年。日々生活で感じたこと、海外から日本を見て 思ったことなどを綴るブログ。最近JKT48にハマったため、関連の話題多めでお送りしてます。

海外から見た、日本の景気とAKB48総選挙結果の相関関係

家電業界が沈んで自動車業界が活況

先日、お世話になっていた、ロジスティック関係の仕事でインドネシア駐在していた知り合いが帰国した。帰国後の配属は中部圏だという。

インドネシアは世界第四位の人口を誇る上に、所得が上がり、市場が拡大し続けている。自動車メーカーとその関連産業にとっては非常に重要な地域であり、日本からのモノの動きも激しい。その意味ではその先輩の配置は一貫性があると言える。

そして、この中部圏への配置は栄転の扱いだという。国内では電機メーカーが弱っていてモノがあまり動かず、自動車関係で唯一元気なのが名古屋を中心とした中部圏。そこへの転勤をある程度喜んでいたようだった。

この出来事をぼんやり思い出して、掲題の「海外から見た日本の景気とAKB48総選挙の相関関係」を思いついた。

家電業界の大阪、自動車業界の名古屋

パナソニックやシャープ、三洋(もうないけど、、、)などは、僕の住むジャカルタでもサムソンやLGなどを相手に苦戦を強いられており、また国内でも厳しい状況だ。上記を筆頭にこの業界では関西を拠点とする家電メーカーが多い。関連企業ではないけど、大阪の中小企業はのきなみ壊滅的だというニュースを見たこともある。

一方、トヨタはインドネシアでシェアは3割を超えるなど(12年のメーカー別販売台数(シェア)は、トヨタ40万5414台(36・3%))拡大を続ける市場でどんどん勢力を拡大している。日系自動企業全体でも軒並みシェアを伸ばしており(インドネシア全体で日本車が9割以上)、二次請け三次請けの企業もインドネシア進出をするなど、自動車関連企業が多い中部圏は活況な様子。

ここまで書けば察しのいい方は既に何が書きたいか気づいたと思う。
SKEの躍進は、中部圏の景気が良かったことに起因するのではないか。また伸び悩んだNMBの票数は、関西圏の不況に起因するのではないか、という推測だ。

NMBオタが使ったお金とSKEオタが使ったお金の比較

SKEからは計18人がランクイン。18人分の票数を合計したところ、計500967票。

NMBからは計9人がランクイン。9人分の票数を合計したところ、計196372票。

様々な投票の仕方があることは承知しているが、ここではすべての票が、一番スタンダードな投票方法、一枚千円のCDを買ったものだと仮定する。

上記の総獲得票に千(円)をかけると、、、。

SKE 500967000円
NMB 196372000円

実に2倍以上の開きがある。

。。。

、、、。


五億。

SKEだけで五億円て。。。何人で50万枚も買ったのかわからないけど、景気よくないとむりでしょ。

結論

第4回の総選挙に比べて枚数が多くなっているが、これは劇場版にも投票権が封入されたというルール改正によるものなので、新規に増えたファンはあまりいないというのが定説のよう。であれば運営のやり方にNOを突きつけるために奮起した太いオタが多かったのではないか。太いオタになるためには、バイトではとうてい稼げない額を投入する必要があるはず。

中央に対する地方の反逆という意味では名古屋も大阪も意気込みはかわらないはず。

もちろん、SKEのほうが歴史があるとか、オリジナル公演ある分意気込みも違うんじゃないかとかいろいろな理由はあるだろうけど。

意気込みだけではこの3億円の差は埋まらないだろうな、と考えるならば。

SKEの躍進は、中部圏の景気が良かったことに起因するのではないか。また伸び悩んだNMBの票数は、関西圏の不況に起因するのではないか、という推測が少しは論拠をもったものと言えるのではないか。

ということで、来年までは自動車関係も活況が続いているはずなので、SKEの躍進はまだまだ続くのではないか。また、電機業界が一気に持ち直すことは考えづらいので、太オタへの過度な期待はできずNMBは広くファンを獲得する必要があるのではないか。

という結論でこのエントリを閉めたいと思います。






蛇足。
名古屋景気いいんだろうな。名古屋にあるそこそこの規模の企業につとめてる人は、その周辺地域ではめっちゃモテるらしい。ソースは東大卒の中部電力勤務の友人。

いいなあ。





ちなみに。
このエントリ書くにあたって第五回総選挙の結果調べるためググったんだけど、「総選挙」ってサーチするとAKBがトップにくる日本って国って一体。。。ヤフーでも結果は一緒。これぼくがAKB関連サーチしすぎて最適化されちゃっただけなんでしょうか。