ジャカルタのふろしき。

新卒でインドネシアはジャカルタに流れ着いて2年。日々生活で感じたこと、海外から日本を見て 思ったことなどを綴るブログ。最近JKT48にハマったため、関連の話題多めでお送りしてます。

宇野氏の「テレビの論理ではなく、劇場の論理で動いてほしい」という旨の指摘に激しく共感

「第5回AKB48総選挙を総括 反省会」を見て。

宇野氏の「テレビの論理ではなく、劇場の論理で動いてほしい」という旨の指摘に激しく共感したのでエントリをあげる。

完全にオタ向けのエントリで、総選挙を見て、さらにこの反省会を見てないとピンと来ない人もいると思うけど、オタたちこそふまえておくべき観点だと思う。

まとめブログ「AKB速報チャンネル」の内容を参照してもらえると、ぼくが言及する部分一部載っている。
http://akb48速報0.seesaa.net/article/366753580.html

上記まとめブログ記事より宇野氏の言説の抜粋。
でもその一方でずっとAKBがテレビの物に、ここ2、3年なりすぎてるってのずっと気になっていて。
さっしーが1位になって最後いいとものギャグやったじゃないですか、僕あの時にあれ?って思ったんですね。
もちろんさっしーは去年の後半凄い頑張ったと思うんですよ。
だから評価されて然るべきだと思うんだけど、じゃあ何で評価されてるかって言うとやっぱテレビで確認できるからなんですね。
博多百貨店があってテレビで彼女の功績が確認できるってのがすごく大きくて。
劇場とか握手会で頑張ってるメンバーとテレビ出れて稼げるメンバーの格差ってのはルール改正してもあんまり埋まらなかったと。
17位以下だとかなりルール改正が上手く行ってると思うんですね。
世代交代だとか支店本店のバランス改正だとか上手く行ってるんですけど。
でも選抜メンバーに関して言うとテレビ・バラエティ有利になってしまったってのはむしろ強固になってしまった。

劇場盤にも投票権がついたというルール改正とごっちゃに語っているので軸がぶれてしまっているが、重要なのは総選挙という、世間向けのイベントでは無い場所で(知名度が上がって世間向けにもなってしまっているが)、イベントの締めくくりでいいとものギャグをやったということが重要なのである。
劇場盤にも投票権をつけてまで、オタの参加できる度合いを強め、私たちはテレビや世間一般向けだけじゃありませんよ、という格好をつけたイベントであるにもかかわらず、テレビのギャグ、世間一般向けの象徴であるいいとものギャグで閉めてしまった。

例えるならばこんな感じ。
ある無名の劇団があって、なんだかめちゃめちゃ盛り上がってるらしい。ふとしたきっかけで劇団トップの俳優がバラエティに出て、めちゃめちゃハマって有名になったとする。その俳優の軸足が、テレビに移ってしまったとしたら。あくまで劇場の人間ですよ、という態度を忘れてテレビのやり方に飲み込まれてしまったとしたら。
劇場に通っていた熱心なファンは離れてしまうかもしれない。そうなると、もともとは「カルト的人気を誇っている劇団の俳優」ということで有名になったにもかかわらず、その知名度の根拠を失うことになる。

これを48Gに置き換えた場合、劇団のトップ指原が「あたしは劇団の人間ではなく、テレビの人間です」と態度を表明したともとれるのが、総選挙最後のいいともギャグだったのではないか。

48Gはいろいろな側面で語られることがあるが、あくまで劇場が主戦場であるのが特徴の現象であることは事実である。
劇場がおもしろくて、なんかよく分からないけどめちゃめちゃ盛り上がってる集団がいるらしい、という注目のされ方でスタートを切ってるはず。
そこがゆらぐと、本末転倒であり、自身の首を絞めていくことになるのではないか。


一気に書いたのであとで構成とか誤字とか直すかもしれないけど、とりあえず。