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ジャカルタのふろしき。

新卒でインドネシアはジャカルタに流れ着いて2年。日々生活で感じたこと、海外から日本を見て 思ったことなどを綴るブログ。最近JKT48にハマったため、関連の話題多めでお送りしてます。

魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えるべき、という話。

エッセイ 生き方 労働

過去の日記(日付は2010年)を読んでいて、ちょっとおもしろかったので書いてあったことを抜粋。てにをはを直したのが以下の文章。
意外と色々考えていたんだな〜、と少し嬉しくなった。


三鷹の市民センターで開催された佐野章二さんの講演会に参加したときの話。
魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えるべきだ。そう考えてビッグイシュー日本版始めた、という佐野さんの言葉は印象的だった。

「飢えた人々に魚を与える」炊き出しや寄付などは大きな貢献だが、その場限りの対処となってしまう。佐野さんはホームレスを哀れみ救済の対象ではなく、ビジネスの対等なパートナーとして考え「どうやって魚を獲るかを教える」事業を始めたのだ。

ビッグイシューとはホームレスの実が販売できる雑誌で、一冊300円の内販売者に160円が入る仕組みだ。1日30から40冊売ることができれば、少しずつ貯金をして敷金をつくり、賃貸アパートを借りることができる。そして住所があるとハローワークに通って就職活動をできる。こうして5年間で80人程度が自立までこぎつけているという実績がある。

さて、一昨年実施された年越し派遣村ではその逆の「ただ魚を与えている」光景を見た。大規模な炊き出しを行う際、運営スタッフだけでなく派遣村の村民も一緒に食事の用意と片付けを行う方針だった。与えられるだけでなく、主体的に運営に取り組んでもらうためだ。しかしふたを開けてみると、どこからともなく表れた大勢のPTAのようなおばさんたちがてきぱきとすべての仕事をこなしてしまった。自前のゼッケンをつけて腕まくりをした張り切りようだった。

彼女たちは報道をみて自分にできることを考えてボランティアに参加したそうだ。その行動は立派で尊いものだ。しかし例えば簡単な料理を教えてもらうことのほうが、結果的には自立の助けになるかもしれないよな〜と思って眺めていた。

近年日本でもNPOの数が増え、ボランティアに参加する人も増えている。善意の行動から一歩踏み込んで、何が対象者のためになるのかを考えることができると、より活動が効果的になるかもしれない。